オールドレンズ FED INDUSTAR-61L/D 53mm f2.8 ZEBRA
私の相棒はこんな姿です
オールドレンズ インダスター61L/D(ロシア製)を使ってみました。黒が一般的なんですが、私はひとつ昔のゼブラ柄を選択。
一眼レフではミラーが接触するみたいですが――ミラーレスならお洒落で選んでもいいかな。構造は大差ありません。
我が家の写真写りの悪いコハちゃんがわりに写ります。このレンズ、思いのほか明るかった。近代のレンズのF値は正確なんですがこの年代のレンズは目安程度でしかなく暗かったり明るかったりがあるようです。
さて、世間はコロナで騒がれてるので人と遭遇しようの無い思い出の場所で撮影してきました。
撮影した場所は打ち捨てられた旧道。硬水が流れる川底は経年で石灰が堆積してコンクリートで施工したかのようになだらかになっています。夏が最高なんですけどね。
オールドレンズによくあることですが、撮影するとハレーションが発生しやすいレンズでした。実際は汚れの影響が大きくオーバーホールすると解決することが殆どみたいです。古いレンズは機密性が悪いので経年の油膜や低分子の埃が原因でしょうね。そういうレンズはF値を絞るとハレーションが消えたりします。
フジノンではなかなか写らない木漏れ日を拾ってました。空気に含まれる塵に感受性が高いレンズなのでしょうか?
なかなか絶景が多いんですけどこの画角はそういう場面には向かないんですね。実際はポートレート向け、猫にも使い辛いでしょうか。
極上のボケではないんですがボケ味が主役のようなレンズ。悪く言えばピントが甘いんですが、優しい感じにピントがきます。
ピントをしっかり合わせる場合は絞るんですがそれでも全体に厚みのあるやさしさがありますね――。
来週には桜も散ってしまいそうです
撮影に使ってみて何かつかんだ気がするのでこのレンズも積極的に使っていこうと思います。オーバーホールにも挑戦?