富士フイルム X-E3 / T2 フイルムシミュレーション「クラシックネガ / ClassicNegative」
「クラシックネガ / ClassicNegative」
日本でも実践例が多くアップされてるレシピ。X-Trans™ CMOS III搭載世代でもクラシックネガが楽しめるそうです。
私がよく見る英語サイトのひとつfujirumors.comでも紹介されていました。殆ど同じ数値で掲載されてることから完成度は高いと思います。情報元によって少し揺らぎがありますがfujirumors.comのレシピを触らずに試しました。
「巷のクラシックネガの特徴」
・全体の色にかすれがかかる
・全体に赤みがかかる
・緑のコントラストが強まる
・深い赤からは青が抜ける
・深い緑には青が乗る
前回のコダックエクター100とは逆に赤みが乗る特徴があるようです。ここを少し意識して見ていきます。
プリセット:クラシッククローム / Classic Chrome (OR Pro Neg.Hi)
ダイナミックレンジ:DR-400
ハイライト:0
シャドウ:0
カラー:-1
ノイズリダクション:-4
シャープニング:-4 (Pro Neg.Hi の場合は +3)
ホワイトバランス:オート R-2 B+4
ホワイトバランス:代用一覧
★ K3400 R 0 B+5
K3300 R+1 B+4
★ K3200 R+3 B+3
K3100 R+4 B+1
K3000 R+5 B 0
★ 電球 R+5 B 0
ISO:オート 12800
試写1:
サンプルはクラシックネガ/プロビア/ベルビアの順です。赤のりが思ったほどありません。ただ公式ウェブサイトの画像と比較しても差は僅かです。 ここで色のりを減衰させ残った色が赤として出てる?――と仮定できました。
試写2:
赤のりの違いはホワイトバランスの自動制御も疑わしい原因のひとつ。なので今回は代用できる数値のホワイトバランスを割り出しておきました(K3400 B+5/K3200 R+3 B+3/電球 R+5)。K3400と電球は感覚的に使いやすく、K3200は+4までなら微調整が利きます。
コダックエクター100が青ならクラシックネガは巧みな赤。WB AUTOに頼らずWBシフトで狙っていくのも「あり」でしょうか。
ミケとホタル
さっきからニャにしてるニャ? 相棒のボク
なんだか懐かしいです。むかしおばあちゃんについて公民館へ行くと旅行の写真をご近所同士で渡しあってました。よく考えればクラシックネガ全盛期ですから色味を知ってるのは当たり前。こんなことがあった――と、追憶のカラーはクラシックネガなのかもしれないですね。
参考元:参考にした写真
参考元:レシピ