富士フイルム X-E3 フイルムシミュレーション「シネ スティル800T / CineStill 800T」※新レシピ
「シネ スティル800T / CineStill 800T」
ここのところ雨や曇りばかり、雨によく合うフイルムシミュレーションが無いか探していたのですがfujixweekly.comで、とあることに気が付きました。発色を除いてほぼ同じレシピがあります。シネスティル800T(CineStill 800T)とアナログカラー(Analog Color)です。
質感は近いのですがシネスチルとは別物。例のように「このふたつは組み合わせないと」――。そう考えました。
アナログカラーはフジカラーC200 アグファビスタ200 コダックゴールド200 ColorPlus 200に似ているようでどれも違うと首をかしげている様子・・。シネスチル800Tにそっくりなんですから無理ないですね。色身が違うとそれだけ印象が代わると言うことでしょうか。
レシピ:シネ スティル800T / CineStill 800T
プリセット: プロビア / PROVIA
ダイナミックレンジ: DR200
ハイライト: +2 ~ +3
シャドウ: +1
カラー: -1
ノイズリダクション: -3
シャープ: +1
グレインエフェクト: Strong/強
ホワイトバランス:3200K
ISO:自動ISO 6400
露出補正:0 〜 +1/3
レシピ:アナログカラー / Analog Color
プリセット: プロビア / PROVIA
ダイナミックレンジ:DR200
ハイライト:+3
シャドウ:+0
カラー:-1
カラークロームエフェクト: Strong/強
グレインエフェクト: Strong/強
ノイズリダクション:-4
シャープニング:+1
ホワイトバランス:晴れ R-3 B+1
ISO:自動ISO 6400
露出補正:+2/3 ~ +1 1/3
T800のレシピの方は発色からして違ったのですがアナログカラーはかなり近いと感じました。両者の近いと感じた部分を組み合わせて新T800レシピが完成、雨ですがまだ散っていないはずの打垂れ桜を取りに行きます。
新レシピ:シネ スティル800T / CineStill 800T
プリセット: プロビア / PROVIA
ダイナミックレンジ: DR200
ハイライト: +3
シャドウ: +1
カラー: -1
ノイズリダクション: -4
シャープ: +3
グレインエフェクト: Strong/強
ホワイトバランス:晴れ R-4 B-1
代用ホワイトバランス:
K5000 R-4 B+1
K4800 R-3 B-2 ☆
K4500 R-1 B-4
ISO:自動ISO 6400
露出補正:0 〜 +1/3
ヤギと桜と雨:
うーん・・いいんじゃないかな? 打垂れ桜の儚い光がきれいです
ホワイトバランス:AUTOは不可
AUTOだとトンでもなく高い値になります。代用できるのは色温度設定K5000付近でしょうか? 全天候向けではない点もシネスチルらしい設定になりました。夜景や夜の街にもよく合いそうです。フイルム経験がある方限定ですが800っぽいシーンだな・・と感じたらこの設定が良く合うと思います。
シネスチル:
牧羊歌のような素朴な雰囲気のするフイルム、私は好きです。シネスチル50も再現したいフイルムのひとつ。静電気を帯びやすい繊細なフイルムとしてもよく知られ、はかなく脆い。時に頼りない光もよく浮かび上がるフイルム――なるほど都会の雰囲気をよく捉えると言われるのも納得。「光を見つけたい」そんな気持ちにさせます。浮かび上がり方に少し違いがあるように感じます。とにかく水と街灯が得意なら夜の街を撮ってみないと、ですね。
ジェフ ダベンポート ナイト:
このふたつのレシピは関係深いもう一つのレシピがあるようです。ジェフ ダベンポート ナイトと言う写真家の作風を真似しようと模索して派生したのでしょうか? 本家の写真と見比べましたが――本家とは似ても似つかずでした。夜景や夜の街の設定としては理にかなってていいのかもしれません。記事では未完レシピのようなので私も模索してみようと思います。これもレポートできたら良いなと思ってます。
参考元: